人生は想定外の連続ですが、子育てはその最たるものです。
子供に鍵をかけられて締め出されてしまう、泣くに泣けないし、笑えるものでもない!
しかも、わけのわからない年齢だから、子供は開けてくれない。
どうする、どうすればいいのか?
私もつい先日、2歳の息子に初めて鍵をかけられて、家から締め出されました。
ゴミ捨てに行った、その隙に…幸い、子供はしばらくして鍵を開けてくれましたが本当に焦りました。
そこで今回は、子供に鍵をかけられて締め出されないようにするためのアイディアをご紹介します。
子供に内鍵かけられて締め出しに!防止するには
2歳くらいの子供は、何をするか全くわかりません。
子供の安全を最優先に考えていると、自分が締め出されてしまうこともあります。
洗濯ものを干しに出たベランダや、ゴミを出しに行った時の玄関は、危険です。
パパやママが、カチャカチャ音をさせる所に秘密があると、子供は見ています。
そして、ベランダでも玄関でも、もし可能であれば、携帯電話を常に持ち歩くこともおす
すめです。
ベランダの場合
ベランダに洗濯物を干されるご家庭も多いと思います。
その際に、まずベランダに出る時間を最低限にしましょう。
例えば、部屋の中で洗濯ものをセットして、ベランダでは竿に引っ掛けるだけにします。
それ以外に、使えるグッズは布団干しの洗濯バサミで、窓の上をはさんでしまうことです。
とにかく、ガッチリと窓が動かないようにしてしまいます。
とりあえず家にあるものなので、おすすめします。
毎回洗濯物の作業のたびに巨大洗濯バサミでロックする作業は、
面倒くさく忘れがちになりますが、自分の身の安全を確保するために続けましょう。
反対に、子供が勝手に出ていかないように取り付けるサッシ用の補助錠も検討してください。
この補助錠は、サッシの上につけるタイプと下につけるタイプなど、色々あります。
ホームセンターに売っていますので、子供がハイハイで動き回るようになったら使いましょう。
また、鍵の専門業者のアドバイスでは、ベランダの反対側の窓を
少し開けておいて、網戸をしっかりと締めておくと良いそうです。
子供にとっては、網戸はサッシに比べて開けにくいというか、
開け閉めできないものと思っているそうです。
でも、油断は禁物です。
玄関の場合
玄関の締め出し対策に最も有効な対策は、どんな短時間の外出でも鍵を持って出ることです。
ホテルの自動ロックを思い出してください。
ほんのちょっと、部屋から廊下に出るときにも、鍵がなければ部屋に入れなくなります。
面倒くさいのですが、一番安い方法です。
そうではなくて、ドアに細工をすることも考えましょう。
玄関の場合は、ちょっと専門的なお話になります。
玄関のドアについている鍵を交換する方法があります。
子供の締め出しも防止できますが、子供が一人で勝手に出てしまうことも防ぎます。
もし、玄関のドアの鍵が交換できるのであれば、内側のつまみを「脱着式サムターン」タイプに交換します。
実際に、保育園や幼稚園で導入されていますので、鍵屋さんに依頼されるとすぐに対応してもらえます。
ただし脱着式ですので、外し忘れたり外出先で紛失したりすると、
内側から鍵を閉められなくなってしまいますので、ご注意ください。
次におすすめするタイプは、「両面シリンダー」タイプです。
家の内側と外側の両方から鍵穴を使用して、鍵の開閉をします。
つまり、家に帰ってからも鍵を使います。
先ほどご紹介した脱着式サムターンタイプよりお値段も高くなります。
子供のいる施設より、高齢者の施設で徘徊防止に使用されています。
いざ、子供に内鍵かけられて締め出された時の対処法
ご近所と仲良くしておく、これが基本です。
携帯電話があれば、外部と連絡が取れますので、基本何とかなります。
でも、携帯電話もない時には、可能であればお隣に声をかけて、助けてもらうことになります。
ですから、ご近所と仲良くしておく必要があります。
そして携帯電話には、マンションの管理会社や、鍵屋さんなど困った時の連絡先を登録しておきましょう。
ベランダの場合
子供に締め出された時は、窓越しに、子供に鍵の開け方の説明をします。
鍵の専門業者さんの話では、2歳は締めだした後、開けられないのですが、
3歳の子供は親の説明を聞いて開けられることが多いそうです。
ですから、まず子供に開け方の説明をします。
そして、同時に携帯電話があれば、管理会社やその時間に連絡のできる知人に助けを求めます。
極端な例ですが、ご実家に電話をして、スペアキーを持ってきてもらったお宅もあります。
もちろん、ご家族に外出先や勤務先から帰ってもらったご家庭もあります。
どちらも1時間以上締め出された状態になってしまったそうです。
また、携帯電話など連絡ツールがない時には、移動が可能であれば、お隣やご近所に助けを求めることも必要です。
最悪の場合は、窓を壊して鍵を開けることも考えてください。
玄関の場合
玄関の場合は、ベランダと反対に窓から入ることを考えます。
携帯電話があれば、ベランダの時と同様に鍵を持っている方に連絡をして、開けることもできます。
ところがここで問題が発生します。
ピッキング防止のドアは鍵屋さんでも開けられないので、窓を割って入ることしかできません。
また、賃貸物件は管理会社がスペアキーを管理していますが、
分譲物件は防犯上、管理会社もスペアキーを持っていません。
そして、警備会社と契約をしている時に緊急事態でお願いすると、身分証明書の提示を求められます。
いわゆる本人確認が必要になります。
つまり、玄関から締め出されると、中の子供とも連絡が取れませんし、
中の様子もわからないので、非常に厳しい状況になります。
ですから、できる限り携帯電話を持ち歩くとか、鍵を持ち歩くなどの対策が必要不可欠です。
我が家の場合
我が家は締め出されるのではなく、締め出されたご近所の方が助けを求めてこられるほうです。
でも田舎なので、子供に締め出されたではなく、
高齢者の方が鍵を失くして自宅に入れないといった困りごとのほうが多くあります。
その時は、助けを求めてこられた方のリクエスト通りにお助けするようにしています。
例えば、この窓から入ってくれと言われたら、脚立で中に入って鍵を開けます。
念のために1ヵ所高い場所でも鍵をかけない場所を作っているご家庭も多くあります。
自分自身の対策は、ポケットにいつも携帯電話と運転免許証を入れています。
そして、自分自身の血液型がわかるように運転免許証には献血カードを入れています。
また、携帯電話には車の保険の緊急連絡先も登録しています。
困った時の連絡先は、最低限のものを携帯電話に登録するようにしています。
まとめ
今回は子供に鍵をかけられて締め出されないようにする対策と、対処方法をお伝えしました。
子供の安全を考えて、家具の配置や防護ネットなど工夫されているご家庭も多いと思います。
でも、話題になった事件事故は、ご自身の場合を想定しておくことも大切です。
本当に、家の中は危険がいっぱいで、「我が家だけは大丈夫」は禁物です。
心配するときりがないのですが、自分と家族の安全を守るために、できる対策はしていきましょう。
「その時」がきても、遅いです。いつおきてもいいように、今から対策しましょう!
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